お金になる価値 の見つけ方(VDメソッド その1)
How to Find Value that makes Money (VD Method part 1)
「 #価値 」は多くの意味を包含し、とても便利な言葉です。ビジネスの会議や打合せにおいて「 #価値 」と言う言葉を使わずに話をするのはとても難しいことです。 #価値経済工学 ではこの「 #価値 」が包含している意味(情報)を分析することでお金になる #価値 を抽出します。VD(Value Development)メッソドはお金になる #価値 を分析する手法で、既存の #企業価値 から潜在的な #企業価値 を分析し、更に潜在的な #価値 から #お金になる価値 を抽出するための #メッソド (手法論)です。 #VDメソッド の背景には心理学モデルで用いられるジョハリの窓を応用することで、企業の #既存価値 を4つのカテゴリーに分類し、そこから #潜在価値 を抽出します。ジョハリの窓モデルでは、開放の窓、秘密の窓、盲点の窓、未知の窓を自己の対人関係において分析する手法で、1955年にサンフランシスコ州立大学の心理学者であるハリ・インガム(Harry Ingham)とジョセフ・ルフト(Joseph Luft)が発表したグラフモデル理論です。この2人の発案者の名前から「ジョハリの窓」理論と呼ばれるようになり、その使い勝手の良さから臨床現場からビジネスまで幅広く運用・応用されています。 #価値経済工学 では自社の #価値 を分析するために、自社の価値観、自分の価値観、他社の価値観、社外の価値観を社員から抽出することで、自社の #価値 が包含している意味(情報)を分析します。ここで重要なのは、「 #価値 」は「価値観」の複数形で構成されると定義する考え方です。ここでは詳細な解説は省略しますが、 #価値 の意味には、複数の価値観の寄せ集めの総称として使われる場合と複数人の価値観が一致している意味として使われる場合に大別できます。 #お金になる価値 の分析においては後者の #価値 を抽出する必要があります。私たちがある #価値 を評価する際に、「これは #価値 がある!」と述べて、相手方も「それは #価値 がある!」と述べた場合、この2人が意味する #価値 の意味にはズレが生じている可能性があるのです。少し専門的な解説を加えると、ある #価値 を人が評価する際に、人はその #価値 を必要条件として示唆します。その一方で、その #価値 の十分条件を確認することはしません。例えば、ビジネスの打合せにおいて、Aさんが、あの会社を買収する #価値 があると提案する場合、Bさん、Cさんもその通り!と述べるかも知れません。ところが、Aさんは対象となる会社の売上規模に対して#価値 (価値観)を述べたにも関わらず、Bさんは対象となる会社のブランドに対して#価値 (価値観)を感じ、Cさんは対象となる会社の経営者に #価値 (価値観)を感じているのかも知れません。つまり、 #価値 はある会社を評価する必要条件であり、その会社の十分条件は売上規模、ブランド、経営者となり、 #価値 を評価している当事者3名はそれぞれ異なる #価値 (価値観)を意味しているのです。参考:「 #お金になる価値 の必要条件と十分条件」の解説を参照して下さい。
#価値経済工学 ではこの #価値 と価値観のズレを可視化する為に自社の #既存価値 を、社員全員が分かる #価値 (価値観)、自分だけが分かる #価値 (価値観)、自分だけが知らない #価値 (価値観)、誰も知らない #価値 (価値観)に4分類することで複数人の社員から #価値 の素になる情報(十分条件)を抽出するマトリックスシート( #VDシート )を作成します。この内、全員が分かる #価値 から企業の #経済価値 (情報)と #社会価値 (情報)を分析し、 #経済価値 を構成している情報からお金になる情報を設計し、 #社会価値 を構成している情報からは人・企業・社会に必要とされる情報を設計することに利活用します。 #VDシート では #価値 の素になる情報を価値化する為に、企業の #経済価値 、社会価値、自分だけが気が付いている価値、自分以外が気づいている価値、可能性、課題の解決法についてそれぞれ社員から情報を抽出することで #企業価値 の素になる情報を可視化し、この可視化された情報の形、量、質を設計することで #お金になる価値 の開発に役立てて行きます。この #お金になる価値 の開発にはVM(Value to Money)メソッドを用いることで効率的に #お金になる価値 の開発を行うことができます。 #VMメソッド の解説は別途行いますが、 #VDメソッド と #VMメソッド を用いることで企業の潜在的な #価値 を顕在化させて、企業の潜在的な #価値 を収益化(お金)することに役立てることができます。 #VDメッソド も #VMメソッド もシンプルな手法ですが、各メソッドを習得するためには普段余り使わない脳を駆使する必要があるので、簡単すぎてとても難しい壁があります。良い点として、 #VDメッソド や #VMメソッド の習得には一切の専門知識は必要ないので、中学生程度の一般教養があれば利用することができます。この一方で、難しい点として、普段余り意識しない考え方や情報の理解方法を習得する必要があるので、これらに対応できる意識と発想の転換と改善には一定の時間が必要で、最低でも3カ月程度、一般的には6カ月程度の時間が #VDメソッド と #VMメソッド の習得には必要となります。ある種筋トレやマラソンと似ていますが、人間の脳はビジネスコミュニケーションにおいて必要条件(広義な言葉)で話をする傾向がありますが、 #お金になる価値 の開発には十分条件(狭義な言葉)を分析できるようになるナチュラルセンス(自然な感覚)の開発が必要となるのです。
Ver. 231116001
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